わたしがあなたのお口を拝見します。まず思い浮かべるのが数十年後のあなたのお口。あくまでも想像ですがどうなっているでしょう。
ぴかぴかで、きれいなきれいなにこやかなお口?
それとも思い浮かべるのが怖い?真っ黒で、穴だらけで、ぐらぐらで、おまけに臭い、しかも噛めない。想像を絶します。
でも心配は要りません。想像ですから。しかもそんなお口を思い描くことはありません。
なぜならあなたは今、過去を反省し戒めこれからは『きちっとはをみがくぞー』っと闘志に燃えているからです。
そんなあなたにわたしたちが手助けできればきっとぴかぴかできれいなきれいなにこやかなお口になっていることでしょう。
ただし燃えている人だけですよ。
お口だけに限っても人には色々な悩みがあります。
わたしの悩みを聞いてください。わたしは職業柄虫歯を削っては埋め削っては埋めてまいりました。なんと十数年間も。なかにはやり直しも多々ありました。清掃状態は良くなったのにまた虫歯になる人もいます。どうしてか?技術不足なのか知識が足りないのかはたまた性格が悪いのか。なかなか答えが見出せない中一筋の光明が見えました。
『咬合療法』です。少しいかがわしく感じる方もいるかもしれません。そういう方は過去に咬み合わせ治療と称して魔法のような治療を受けた方でしょう。
その前に虫歯の話だったのになぜ『咬合』なのか、話が飛び過ぎだー、と思う人もいらっしゃるでしょう。
がーっ、しかし、これが飛び過ぎではないのです。(なんだかよくある怪しい論調になってきました。)
できるだけ簡潔に申しますと、歯の表面は主に無機質が成分のエナメル質に覆われており、それを有機質に富む象牙質が裏打ちしている構造で…云々。
早い話が咬み合わせが悪いと過剰な力がかかり歯に亀裂を生じ虫歯になったり、詰め物が浮いてきて虫歯になったりしているということなのです。
悪い影響は虫歯だけでなく歯周病を進行させたり、顎の関節が痛んだり、はたまた原因不明の何かしらの苦しい症状(こういうのを不定愁訴といいます。)がでることもあります。
その原因のほとんどが実はあなたの生活習慣に潜んでいるのです。そしてわれわれの目指すところは本来あるべき咬み合わせ(ゆくゆくは本来あるべき身体)に戻す(お手伝い)ということなのです。
少し歯を削ったら肝臓が良くなったとか、歩けるようになったとか、頭がよくなったとかいうものでは決してありませんのでご心配なく。ただおまけとしてそんなことが起こる場合もあります。
詳しくは別項を設ける予定です。
大分長くなりました。こんなに字ばっかり読めねー!
というあなたはこれだけでも読んでください。
これぞ我がポリシー
①院内感染をきっちりと予防します。
たとえばあなたに使ったグローブは使用後廃棄します。他の方に使うことはございません。逆もしかり。
従来院内感染予防といえば医療サイドが自分の身を守るためのものでした。今の時代はあなたを守ることで我々も安全にになるという考えに変わってきています。
そのことを常に意識するために我々が院内で治療を受けるときはあなたと同じ器具を使用しています。
こうした努力をしていますので、安心して治療を受けていただけます。
②我々はお口を通してあなたが健康になるためのお手伝いをします。
目指すのは亡くなる前まで食事のとれるお口と身体になること。
子供やお年寄り老若男女問わず、あなたの人生をどの時点からもサポートしたい。
そのための勉強、努力は怠りません。
③あなたのニーズに合わせた治療計画を考えます。
忙しい方用、時間のある方用、やる気のある方用、無い方用…等モラルの範囲内であなたに合わせたアイデアをひねり出します。
④予防に努めます。
予防は赤ちゃんから?妊婦さんから?
いえいえお子様が欲しいと思ったときから始まります。
⑤咬み合わせを重視します。
たかが咬み合わせされど咬み合わせ。咬み合わせを狂わす生活習慣を撃破したい。
我々は常にこのことを念頭において医療に取り組むことを誓います。
そして健やかに年を重ねるお手伝いができればと願っています。